Upsala Ekeby / S:t Eriks Ceramic Jar(Anna-Lisa Thomson)
¥38,000
1930年前後に生産された作品。酸化銅を含む釉薬が用いられ、緑と黒の深みのある色合いが生まれました。経年変化により、さらに味わい深い表情となっています。Anna-Lisa Thomsonは、S:t Eriksに在籍していた頃より、こちらの釉薬を使用しました。
Anna-Lisa Thomson(1905-1952)
スウェーデン南部 Karlskronaに生まれ、Konstfack ※1 にて陶芸を学ぶ(1928年卒)。同年にS:t Eriksの粘土工場に雇用されると、わずか2年後に陶磁器部門のアートディレクターとなる。1933年、Upsala Ekebyに入社し、S:t Eriksでの活動を継続。1937年にはパリ、39年にはニューヨークで開催された万国博覧会にて作品が取り上げられる。1940年代には、Sgraffitと呼ばれる新しい装飾法を生み出し、また当時は世界的に少なかった貝殻をデザインモチーフとした作品を発表するなど、常に新しい試みに取り組むも乳癌のため47歳で亡くなる。
彼女の作品を投資基金として設立された「Stiftelsen Anna-Lisa Thomson until minne」財団では、50年以上に渡り女性アーティストに奨学金を授与し続けている。
※1 Konstfack(University of Arts, Crafts and Design)
1844年に設立された芸術、工芸、デザインを専門とする大学。ストックホルムのHägersten地区に位置する。過去には、Stig Lindberg、Erik Hoglund、Tove Janssonなどを輩出した。
W 14.0cm
H 8.8cm(取手含めず)
ヴィンテージとしては、大変良い状態です。
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