Arabia Vase(Kurt Ekholm)
¥24,000
なら 手数料無料で 月々¥8,000から
1930年代、アラビア芸術部門(ARA)にて生産された花器。国産の赤土が使用されており、底部からは素地が覗く。エクホルム自身が作陶した期間は極めて短く、それに該当する物であるか判断することも難しいが、こちらの作品には K.E.のイニシャルが確認できる。
Kurt Ekholm(1907-1975)
1928年から31年まで、Konstfack ※1 にて陶磁器デザインを学びつつ、ロールストランド製陶所にてGunnar Nylundのもと研鑽を積む。卒後、アラビア製陶所に入社すると、翌年には25歳でアートディレクターとなり、美術部門を立ち上げた。エクホルムが同社にもたらした功績は多大であり、量産部門においては積極的に機能主義を取り入れ、新しい時代への転換を図った。また美術部門においては、優れたデザイナーに自由な創作の場を与えることで製陶所の価値そのものを向上させた。
1940年以降は、北欧諸国で開催された展示会の主催を勤め、また工芸とデザインに関する執筆活動も精力的に行うなど、フィンランドデザインを広く啓蒙した。
※1 Konstfack(University of Arts, Crafts and Design)
1844年に設立された芸術、工芸、デザインを専門とする大学。ストックホルムのHägersten地区に位置する。過去には、Stig Lindberg、Erik Hoglund、Tove Janssonなどを輩出した。
W 7.5cm(Top)
W 8.5cm(Bottom)
H 15.5cm
ヴィンテージとして、大変良い状態です。
底部に僅かな段差が確認できます(写真では線のようにみえます)。
当店で取り扱う商品について
・経年による変化がある場合がございます。
・当時の製造工程における歪み、気泡・異物の混入がある場合がございます。
・同様のシリーズにおいても、僅かな個体差がある場合がございます。
・商品写真は、撮影環境により僅かに色味が異なる場合がございます。
・「観賞用・装飾品」として輸入しております。