1938年から1年間のみ生産された3254。マウスブロー製法により生まれる独特の歪みが美しいリキュールグラスです。

Nymanのキャリアは短いものでしたが、1950年代のフィンランドガラスの特徴である彫刻的なフォルムや有機的な表現方法は、彼女の残した素晴らしい遺産となっています。

Gunnel Nyman（1909-1948）
1932年にヘルシンキ中央芸術工芸学校を卒業。家具デザインを専攻していましたが、卒後はTaito社にて照明デザインに携わり、Paavo Tynellとスウェーデン劇場の照明を共同制作しました。ガラスデザイナーとしては、Arttu Brummerに才能を見出され、1933年にRiihimaki Glassworksに入社。1947年から48年には、Nuutajarvi社に在籍し、後に彼女の象徴となるアートガラスやPoreシリーズを生み出します。その多岐に渡る才能から将来を嘱望されましたが、乳癌のため39歳で逝去しました。

1933 Milano Triennale Bronze medal
1937 Paris World's Fair Silver medal
1951 Milano Triennale Gold medal

W：5.5cm
H：6.2cm

ヴィンテージとしては、大変良い状態です。
大きさや厚みに僅かな個体差がございます。
複数個をご購入される場合は、こちらで近いものを選定させて頂きます。

当店で取り扱う商品について
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